『オラクルカードを買ってみたけれど、使い方がよく分からない…』
オラクルカードを初めて手にしたとき、このような疑問が出てくる方がいらっしゃいます。
オラクルカードの使い方やリーディングの仕方については基本的に自由で、間違いというものがないため、本来はそこまで悩む必要はないのですが、逆にその自由度の高さから「自己流で使っているけれど、本当にこのやり方で合っているのだろうか?」という不安を抱いている方もいらっしゃるかもしれません。
そこで、この記事では、オラクルカードを使い始めたばかりの初心者の方に向けて、オラクルカードリーディングの基礎から応用まで、段階的に分かりやすく解説します。
オラクルカードとより深くつながるための実践的なヒントをしっかりと解説しますので、この記事を読み終える頃には、オラクルカードリーディングに対する自信がつき、楽しんでリーディングすることができるはずです。
ぜひ最後までお読みいただき、参考にしてみてください。
オラクルカードの使い始めにすると良い事とは
オラクルカードリーディングを始める前に、いくつか準備をしていく必要があります。
これらの準備は、カードと私たちの間に深いつながりを築き、直感的なリーディングをサポートするためのもの。
筆者の経験からも、このステップを踏むことで、リーディングがよりスムーズに、そして精度高く進むことを実感しています。
では早速、オラクルカードを手に取る前に行っておきたい具体的な手順をシェアしていきます。
オラクルカード開封の儀式と初期設定
オラクルカードを新しく購入したら、まず行いたいこと。それは『開封の儀式』です。
開封の儀式というと少々怪しく思われるかもしれませんが、その手順はとても簡単で、どなたでも気軽に出来るものです。
「このカードは今日から私専用です!」という定義づけをするためにも、ぜひやっておきましょう。
まず、オラクルカードの外箱を包んでいる透明のフィルムをはがして開封します。
箱を開けると中身のカードにもフィルムが巻かれていることが多いので、これも剥がします。
次に、束になっているオラクルカードを利き手とは反対の手に持ちます。
そして利き手をグーの形にして、カードの束をコンコンと軽くノックします。
これだけで、カードに入り込んでいた不要なエネルギーを外に出し、浄化することができます。
新しくお迎えしたカードは、カードを製造している人やそれを輸送している人など、これまで関わった様々な人たちのエネルギーが入り込んでいるので、それらのエネルギーをクリアにして新たなスタートを切るためにも、浄化を行うことをおすすめします。
浄化の方法は他にも色々ありますので、後ほど詳しく解説します。
次に、カードを1枚ずつ手に取りながら簡単に挨拶をします。
カードの絵柄を眺めつつ『はじめまして!』『よろしくお願いします』などといったあいさつを一言ずつ心の中で唱えながら、カードをめくっていきましょう。
この時に、カードの数を数えていき、カードが全種類きちんとそろっているか確認することをおすすめします。
海外製のオラクルカードによくあるそうなのですが、数えてみたらカードの枚数が1枚足りないなど、稀に不良品に当たってしまうことがあるようですので、事前にチェックしておくと安心です。
全てのカードにひと通り目を通したら、カードを扇状に広げ、胸の中央あたりに持っていきます。
扇子を両手で持つようなイメージで、カードに向かって簡単にお祈りをしましょう。
ちなみに筆者の場合は、
これからこのカードを使ってリーディングをさせて頂きます。
明確なメッセージを受け取れるようにサポートしてください。
よろしくお願いします。
このような感じで、心の中でお願いしています。
この文言はあくまで一例ですので、もちろんご自分の好きなように変えて頂いて構いません。
「リーディングが上手くいくようにサポートしてください」といった願いを込めることも効果的ですね。
カードへの真摯な思いやりが伝わると、カードも喜んで正確なメッセージを伝えてくれると思いますので、あなたにとって一番しっくりくるようなお祈りの言葉を考えてみて下さい。
以上で、開封の儀式は終了です。
初心者におすすめ!オラクルカードの浄化の仕方
オラクルカードを使う上で重要となってくる手順のひとつが『浄化』です。
使用するオラクルカードをはじめ、リーディングを行う場所、そしてご自身の浄化をしっかりすることで、より質の良いリーディングにつながります。
ここからは、オラクルカードの浄化の仕方について順番にやり方をご紹介していきましょう。
①オラクルカードデッキの浄化方法
まず最初にやっておくべきは、カードデッキの浄化です。
浄化のしかたは色々ありますが、一番手っ取り早いのは、先程の開封の儀式の章でご紹介した、カードの束を利き手ではないほうの手に持ち、利き手をグーにして、カードをコンコン!とノックするというやり方です。
これが一番シンプルで簡単かつスタンダードな方法になるので、忘れずに行いましょう。
ホコリをサッと落とすようなイメージで、カードの束の上部を手で払うようなしぐさをするというやり方も良いですね。
さらにもっとしっかり浄化をしたいという方には、以下のような方法もあります。
比較的メジャーな浄化方法をいくつかピックアップしてみました。ご自身の好みに合わせて、いろいろ試してみて下さい。
②リーディングをする場と自分自身を浄化する方法
カードを浄化したら、次にリーディングを行う場所とご自身の浄化も併せて行っていくと尚良いでしょう。
手を洗って清潔にしたり、お部屋の窓を開けて新鮮な空気を取り入れたり、深呼吸をして気持ちを整えたりなど。
大切なのは、リーディングに集中できる環境を整えて心を静めること。
方法にこだわりすぎずに、ご自身にあったやり方を模索してみましょう。
オラクルカードのやり方・使い方の基本ルール
オラクルカードを効果的に使うためには、基本的なルールと方法を理解することが重要です。
この章では、正しい使い方からカードのシャッフル方法、引き方についての注意点までを詳しく解説します。
オラクルカードを引くときの前準備
オラクルカードリーディングは、直感とエネルギーを活用する神聖な時間。
まず、リーディングを始める前に心を落ち着け、集中することが大切です。
深呼吸をして、リラックスさせた状態でカードに手を伸ばしましょう。
前章でご紹介した浄化のプロセスを、リーディングの直前に行うのもおすすめです。
カードの切り方・シャッフルについて
オラクルカードのシャッフルは、カードとのエネルギーを調和させる重要なステップです。
シャッフルの方法にはいくつかのバリエーションがありますが、ここでは一般的な切り方をご紹介します。
馴染み深いシャッフルの仕方として挙げられるのは、ヒンドゥーシャッフル。
トランプを切る時の要領で、カードの束を手に持ってシャッフルする方法です。
しかし、こちらの切り方ですと、オラクルカードのサイズが若干大きいため、シャッフルがしにくいという声もよく聞きます。
そこでおすすめなのが、ウォッシュシャッフル。
リーディングマットやテーブルの上にカードを広げ、タロットのように手で軽く混ぜる方法です。
この方法は、カードを均等に混ぜるのに適しており、特にカードの枚数が多い場合に便利です。
シャッフルは、カードがあなたのエネルギーに調和するまで続けます。
直感的に「これでもう十分シャッフルできたかな」と思ったタイミングで、シャッフルを止めてください。
しばらくシャッフルをしていると、カードが1枚だけピョンと飛び出てくることがあります。
これはジャンピングカードと言って、特に重要なメッセージを伝えたいときに出てくるカードなので、カードの束とは別によけて置いておきましょう。
後ほどリーディング用に引いたカードとともに、メッセージを読み取っていきます。
カードの引き方と並べ方
シャッフルを終えたら心を落ち着け、カードを引いていきます。
カードを選ぶ際には、心身ともにリラックスした状態で臨むのがポイントです。
続いて、選んだカードをリーディングマットまたはテーブルの上に展開していきましょう。
カードを並べている間にも、そこに描かれたイメージや象徴、そしてその瞬間に湧き上がる直感を重視することが重要です。
カード一枚一枚が持つ物語や意味に、心を傾けてみてください。
カードの絵柄からメッセージを読み解く
オラクルカードを引いてひと通り並べたら、絵柄からメッセージを読み取っていきましょう。
まずカードの絵柄をじっくりと眺め、思い浮かぶキーワードをメモしていきます。
その際は、以下の点に注目してみてください。
次に、そのキーワードから連想される出来事や状況を考えていきましょう。
すると徐々にメッセージが明確化していくのが分かります。
例えば旅を連想させる図柄のカードが出たときは、「移動や変化が訪れる予兆」といった具合です。
付属のガイドブックに記された解釈を起点として、自分なりの感覚や解釈を加えていくと、より深い理解や洞察が得られるようになります。
カードから受け取るメッセージは、ただ一つの正解があるわけではなく、その時々の状況や心境によっても変わることがあります。
自分自身の内面と向き合いながら、カードが示す導きを受け入れる心の準備を整えることで、より鮮明なリーディング結果につながります。
オラクルカードリーディングの実践練習をしてみよう
いきなりですが、ここでオラクルカードを使って実際に練習してみましょう。
『マジカルユニコーンオラクルカード』から、筆者がランダムに1枚カードを選んでみました。
では、こちらのカードを深く考えずに眺めてみて下さい。
この絵柄のどの部分に目が留まりましたか?
カードに描かれている人物や動物たち、また一面に広がる風景などを見て、何か惹かれるポイントはありませんか?
あるいはカードに書かれた文面や単語のなかで、気になるフレーズが見つかるかもしれません。
絵のタッチや色づかいなど、細かいところにも目を配ってみましょう。
ここであなたがカードを見て感じたことや思ったこと、その全てがリーディングにおける貴重な情報源となります。
あなたが感じ取ったもの、その直感には決して間違いはありません。
それがまさに今のあなたに訴えたいメッセージであり、答えなのです。
五感をフルに活かして、カードからの声に耳を澄ましてみましょう。
「カードの絵柄を見ても全くピンとこない…」と思ったときは、カードデッキに付属されている解説書に助けを求めましょう。
ちなみに先ほど引いたカードは『Happy Surprise (うれしい驚き)』という意味のカードになります。
【Happy Surprise・うれしい驚き】
何かとてもすばらしいことが起こりそうです!
もうすぐうれしいことが起こりそうなので、心待ちにしていてください。
それが何かは考えないでください…
驚きの意味がなくなってしまうからです!
ワクワクしながら楽しみにしていてください。
びっくりするようなうれしい出来事は様々な形でやってくるので、それに気づいてください。
それはプレゼントを貰うことかもしれないし、誰かから好意を寄せられることかもしれません。
思いがけない親切や新たなチャンス、あなたにとって価値のあるもの、あるいは良いニュースなどかもしれません。
マジカルユニコーンオラクルカード・ガイドブックより引用
ガイドブックを開いてみると、それぞれのカードのベーシックな意味が解説されているので、それを読んでいくことで、何かピンとくるキーワードが見つかるかもしれません。
絵柄やガイドブックからヒントを収集しながら、あなたなりの答えを導き出してみてください。
ちなみにこちらのカードを見ると、小さな女の子のもとにユニコーンが突然やってきて驚いているような様子が描かれていますが、ユニコーンの優しくて暖かい眼差しは、まるでクリスマスのときにやってくるサンタさんのよう。
女の子に良い知らせを届けて、喜んでもらいたいという思いが伝わってきます。
このカードを眺めているだけで、何だか心がほっこりしますね。
というわけで、今回は1枚引きを例として実践練習をしてみましたが、3枚引きなどのように何枚かカードを引いて行う場合も、基本的には1枚ずつカードをじっくりと見ていきながらリーディングをしていきます。
詳しいやり方は、以下の記事でご紹介していますので、よろしければご覧ください⇩
オラクルカードの保管とお手入れについての注意点
オラクルカードは、私たちの内面と対話するための神聖なアイテムだから、使用後のお手入れもきちんとしなければと思う方もいるかもしれません。
ですが、筆者はあまり難しく考えなくて良いのでは…と思う派です。
ただ、オラクルカードはエネルギーを吸収しやすくデリケートなものなので、保管する場所には気を遣いたいところ。
ここからは、オラクルカードを保管する際に気をつけたいポイントについて解説します。
電磁波の少ない場所に
オラクルカードを保管する場所は、電磁波の影響が最小限になるように選びましょう。
テレビやスマートフォンなどの電子機器からは、最低でも1メートル程度離して保管することが理想的です。
電磁波を遮断する効果があるケースに入れることができれば良いですが、そういった特殊なものはなかなか用意できないという場合は、ほこりや汚れから守ることができる厚手の布や木製の箱を利用する方法でも問題ありません。
あなたの個性を反映させた、お気に入りのケースを使ってみてください。
直射日光を避ける
オラクルカードは、直射日光による劣化を防ぐために、適度に日陰を選んで保管することが重要です。
しかし、カードには適度な太陽のエネルギーも必要であるため、完全に光を遮断するのは避けましょう。
曇りガラスのある窓辺など、自然光がやさしく差し込むような場所が望ましいですね。
湿気の少ない場所に
オラクルカードは湿気に非常に敏感です。
湿度が高いとカードが変形したり、品質が損なわれる原因となります。
保管する場所は、一定の温度と湿度が保たれ、風通しの良いところがベスト。
クローゼットや押し入れなど、湿気がこもりがちな場所での保管は避けたほうがよいでしょう。