当サイトにて不定期更新しております、オラクルカードレビューシリーズ。
今回は、ステイシー・デマルコ氏の【クイーンオブザムーンオラクル】をピックアップしていきます。
こちらは、2020年8月に発売されたカードです。
筆者はアプリ版のカードデッキを購入してみたので、実際に使った感想をお届けします。
アートワークは月と自然が織りなす世界観を表現
クイーンオブザムーンオラクルの最大の特徴は、その絵柄の美しさ。
綺麗なお月様とともに描かれている地球や宇宙の様々な表情が、独特な世界観を創り上げています。
想像以上に写実的で、繊細かつリアルなタッチで描かれているのが印象的ですね。
月の女王様など、人物が描かれているカードも多いのですが、写真と見紛うほど、細かいところまで丁寧に描かれています。
ガイドブックの解説も個性的
筆者が個人的に気になったのは、解説書の内容です。
カードごとに解説がされているのは、他のオラクルカードと同様なのですが、文章表現がどこか独特で、解説というよりは、ひとつの物語を読んでいるかのような感覚になります。
ここで試しにカードを1枚引いてみますので、ガイドブックの解説を一部抜粋しつつ、ご紹介していきたいと思います。
『New Moon 新月』
(Beginnings・始まり)
真っさらのスタートを切るときです。旅の始まり。新しいことに向けて一歩踏み出しましょう。健康と幸福な生活を重視するときです。
「私は、再生と新たな始まりを喜びをもって受け入れます」
新月の、あの糸のように細い銀色の輝きには、詩的でロマンティックなものがあります。欠けていく月のプロセスが終わり、ダークムーンの深みを抜けた後の夜空には、糸のような月が現れ、美しい光を投げかけます。宇宙の黒板をひっかいたようなか細い月ですが、漆黒の闇夜の後にも光が戻って来ることを示すものです。
(解説書より一部を引用)
このような感じで、最初に簡単な解説とアファメーションから始まり、カードの絵柄をもとに書かれた物語調の文章が続くといった流れになります。
先ほど抜粋して載せたのはほんの一部で、実際は結構長めの解説が続きます。
新月や満月、そして月の満ち欠けを背景に描かれたストーリー性を重視した解説は、他のオラクルカードには無い特徴かもしれません。
解説の最後には「コンパニオンストーン」という項目があり、それぞれのカードのイメージやキーワードに合わせたパワーストーンの名前が記載されています。
ただこちらは、天然石の名前が書かれているだけで、詳しい説明が一切添えられていないというところが少々謎なのですが、何か深い意味があるのでしょうか…?
【まとめ】クイーンオブザムーンオラクルの総合評価
最後に、クイーンオブザムーンオラクルを5段階評価していきます。
絵柄の綺麗さは申し分なしですが、ガイドブックの解説の内容に関しては、人によって好みが分かれそうな気がしました。
ある意味ファンタジーな要素がある文章の構成がお好きな方はすぐに馴染めると思いますが、やや抽象的な表現が目立つため、逆に分かりづらいと感じる方もいるかもしれません。
でも、解説書よりも絵柄を見てメッセージを受け取るのを重視される方でしたら、美麗なアートワークから色んなインスピレーションを受けながらリーディングが出来ると思います。
神秘的な世界観に浸りながら、リーディングを楽しみたい方におすすめです。
この記事を読んで興味を持って頂けましたら、ぜひ実際にカードを手に取ってみてください。
以上、【クイーンオブザムーンオラクル】の感想をお届けしました。