我が家で使っている炊飯器は、かれこれもう10年選手。
そろそろ買い替え時かなぁと思いつつも、特に不具合があるわけではないので、今もずっと使い続けている。
近年の炊飯器はかなり進化しているようで、炊飯器を新しく変えるだけで、いつも食べているごく普通のお米が格段に美味しくなる!なんていう噂も耳にするけれど。
そんなに高級路線の炊飯ジャーって良いものなのかな?なんて思っていたら、先日、うちの親戚のおばさんに会ったときに、炊飯器を新しいものに買い替えたという話をしていて。
その炊飯器に思いもしない不具合が出てきて、困っているというのだ。
高級な炊飯器を手に入れた人の話。使用中に気になる問題が浮上?
その親戚のおうちの炊飯器は、昨年新しく購入したもの凄いヤツらしいのだが(ざっくりしすぎ?)お値段もかなりお高く、たかが炊飯器でこんなに高いのって逆に大丈夫?と半信半疑だったようだ。
何でもお値段が10万円近くもする高級品とのことで、せっかく思い切った買い物をしたからには、キレイに大事に使って長持ちさせよう!と思っていたらしいのだが、なんと使い始めてまだ約1年と言う状況で、とある問題を見つけてしまったのだとか。
それは炊飯器の本体ではなく、お米を入れて炊く内釜の部分。こいつがどうもアヤシイという。
何がどう怪しいの?と聞いたらば、釜の内側、つまりお米を入れて炊く部分のコーティングの一部が剥がれ始めているというのだ。
コーティングの役割としてはおそらく、炊きあがったご飯が釜にこびりつかない様にするものだと思うけれど、それがご飯を食べ終わってスポンジと洗剤で洗っている時に、フッ素加工してある部分の膜がうっすらと剥がれているのを見つけてしまったらしい。
最初はおこげか?とも思ったらしいが、おこげよりも色が濃く、まっ黒焦げの物質が付着しているような感じだったので、すくい上げて手のひらに乗せてみた所、炊飯釜のコーティングの色と一致しているというのは明らかだった。
このまま使い続けて大丈夫なの?と不安になり…
これはイカン!ということで、すぐさま販売しているメーカーのお客様相談室に問い合わせてみたところ、コーティングが剥がれるのはよくある事とのことで、炊飯の機能に問題が無ければ、そのままお使いくださいと言う事だったそう。
私はこれを聞いて、「マジか!それって一緒に食べたらヤバイやつじゃないの?」という疑問が真っ先に浮かんできたのだけど。
実は、炊飯器の内釜のコーティング加工に使われているフッ素樹脂は、誤って口に入れても身体に害はないのだとか。
もし炊いたご飯と一緒に食べてしまったとしても、体内に吸収されることなく、便などと一緒に排出されるそうだ。
これに関しては、大手家電メーカーのホームページでもきちんと言及されている。
参考サイト:タイガー魔法瓶株式会社「お客様サポート」
フッ素加工が無害だというのを私はここで初めて知った。これは意外だったな。
とりあえず私たちの身体には大きな影響を及ぼすことはないようなので、ホッとひと安心。
でも、フッ素コーティングが剥がれてしまったお釜って、単純に使いにくくない?
ご飯粒がこびりついたりして洗い物がめっちゃ大変そうだけど…と私は思ったが、仮に内側の釜だけを買い替える場合は1万円以上の金額がかかるらしく、新調したいのはやまやまだけどどうするかな…とやや渋っている様子だった。
しばらくこのまま使い続けてみて、洗うのに手間がかかるようになってきたら、また考えるとのこと。
確かに内釜だけで諭吉さん相当の値段だったら、お安めの炊飯器が一台買えてしまうだろうしな。
高級だからって性能が良くて長持ちするとは限らない?
いろいろ話を聞いていると、値段が高くても品質が良いとは一概には言えないのかも…というのを改めて感じた。
お手頃価格のものでも長く使えるものもあるし、その逆も然り。
機能性やデザイン、そしてお財布とも相談しつつ、総合的に判断しながら、自分に合うものを選んでいくのが一番良いのかもしれない。